NASとスマホとの同期にSMBsync

何でもスマホでできる時代なのに不思議なことが2つある。

  1. LlNEの機種変更時のトーク引き継ぎが大変
  2. スマホのデータをNASにバックアップするのが大変

    先日もXperiaからNova Liteへの機種乗り換えでトークの引き継ぎに苦労した。トークのバックアップとリストアという機能があるが乗り換えのことは考えていない様だ。サービス開始当初からニーズだと思うのだが、未だに対応してくれないのは腑に落ちない。謎のひとつだ。今回も引き継ぎたかったトークの幾つかをロストしてしまった。一刻も早く乗り換え引き継ぎ機能が実装されることを願う。

    もうひとつも機種乗り換えの際にも問題になること。さらには日常的な利用シーンにも影響のあることだ。スマホのデータを他のデバイスでも利用したり、バックアップしたりというニーズに応えているのがオンラインストレージのサービスだ。幾つかのサービスがあるが難点はスピードと容量だ。その機能をNASで実現しようとすると途端に選択肢が限られてくる。現在アイオーデータのNASを使っているので対応したアプリがあるはず!と調べるとなすカメという画像に限定?した低機能のものしかない。オンラインストレージ機能はそんなに実装するのが難しいものなのだろうか?OwnCloudというLinuxオープンソースが公開されているくらいなのに、これまた謎だ。

    そのふたつの大変さは半ば諦めていたのだが、SMBsyncというアプリでストレスが、幾らか軽減出来そうだ。SMBsyncはNASやPCとスマホをディレクトリ指定で同期させる汎用的アプリだ。

    LINEの乗り換えの場合は旧スマホのトークバックアップをキープではなく、NASのLINEバックアップディレクトリに転送する。新スマホからLINEバックアップフォルダにNASから転送する。これならキープから新スマホにダウンロードしてLINEバックアップフォルダにさらに転送する手間がひとつ減る。件数などもじっくり確認しながら作業ができそうなのでトークロストの危険が減りそうだ。

    写真やPDFなどのその他ファイルをPCで扱う時には当然PCで作業しやすいPC利用のルールでフォルダを整理する。そのフォルダとスマホとをクラウドを使って同期しようとすると、ひと手間増えてそれが結構なストレスだが、SMBsyncならそれがない。スマホの中の全部の画像をNASの画像フォルダに、動画を動画フォルダに転送アップロード、PCでスキャンして作成したPDFをスマホのPCスキャンフォルダにダウンロードなど、小回りの利く設定ができる。何よりそれがLANで高速に出来るのが嬉しい。