震災から8ヶ月がすぎた。原発事故による放射性物質の拡散とその対策について一般国民はほとんど自衛する手段が無いままの状態である。目に見えない脅威に対して政府や自治体の発表する大雑把な情報に頼らざるを得ない、命や健康に関わる事柄なのに測定器が足りないとは原発やコンピューターは世界最高などと技術立国を標榜しておきながらこの体たらくは甚だ情けない。官も民もこの事態に何も動きが無かったことに失望していたが草の根ではこんな動きがあると知り希望をみた。

以下オープンガイガープロジェクト プロジェクトの動機 転載 http://opengeiger.com/post/6254444460 

早いもので、あの震災それから原発事故発生から3ヶ月が経とうとしています。原発事故はいまだ収束に向けての前途すら見えておらず、というか未だかつてない状況においては場当り的な対処を進めていくしか、おそらく誰にもどうしようもない状況なのかもしれません。

現在でも大きなダメージを受けた福島、およびその近辺の地の復旧・復興は途方もない時間がかかる事だと思います。そういった現実を知った時、この事態に何か自分にできる事はないかを考えました。

事故後ガイガーカウンダーの市場価格が暴騰し、今でも状況はあまり変っていません。放射能がたれ流された、されている状態で、ガイガーガウンターなど放射線を測定する機器が入手困難というのは、何か行動をするにしても、何が安全で何が危険かを自分で判断する材料がないという状況になってしまいます。

そこで、オープンソース、オープンハードウエアでガイガーカウンターを作ったら、少しはこの市場価格を下げる圧力になるのではないかと思い、このプロジェクトを始めました。現在安価に作る方法を考え試作を繰替えしています。

ガイガーカウンターは、ガイガー(ミューラー)管と呼ばれる検出部と、それを駆動してガイガー管からの信号を一定時間でカウントする部分に分けることができます。ガイガー管自体が少し特殊でこれが暴騰の原因になっていますが、eBayなどでまだ比較的に安価に入手することはできます。それ以外の部分については比較的安価で安易に入手可能なもので作ることができます。このガイガー管以外の部分をこのプロジェクトで製作しています。

ガイガーカウンター以外にも放射線測定器はあって、シンチレーション・カウンター、シンチレーション・サーベイメータなどと呼ばれる主にガンマ線を測る機器があります。こちらはより精度良く放射線を測定することができ、市町村に置いてあるモニタリングポスト、身体のスクリーニングや高精度のものだと食品の放射能測定にも使われています。こちらも作る方法がいくつかあるようで、ガイガーカウンターのプロジェクトが一段落次第、進めていく予定です。

Open Geiger Project: http://opengeiger.tumblr.com opengeiger@gmail.com

 

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