久々のマキネッタで大失敗に気づく!マキネッタの復権か?

久々のマキネッタで大失敗に気づく!マキネッタの復権か?

ドリップでは豆10gに水180ccと書いてあったのを見て、今更ながらコーヒーのいれ方をおさらい。いつもは目分量。

ステンメッシュのドリッパーでいれてみると、いつもよりうすめだったが確かに飲みやすく同じコーヒーと思えないくらい、旨い。

マキネッタは購入した直後に使ってみたが期待していたものとはちょっと違ったのと、淹れ方難しく、使わなくなってしまっていた。

淹れるとマキネッタ全体が強烈に熱くなり、出来たコーヒーも沸騰してしまい、飲めたものではない、という状態だった。エスプレッソってそういうもの?とも思ったが何だか違う。使えないダメな器具だと思い込んで、使わなくなっていた。

淹れ方の違いで味がここまで変わるなら、もしやマキネッタも?と試してみることに。マキネッタの場合、水の量や豆の量は定量なので、今回は火力を変えてみた。以前は熱くなりすぎたので、今回は極弱火で淹れてみた。すると、コポコポ音がするころには既にしっかり出来上がり溜まっていた。

ん!そうか、そもそも淹れ方が間違っていたのだ。エスプレッソは「蒸気で淹れる」という先入観があったので、沸騰させ蒸気をコポコポ出し始めてからが抽出だと思っていたが、それがとんだ間違い。コポコポいい始めたら抽出終りだった。器具の仕組みをバラした状態でよく見てみると、なるほど蒸気を豆にあてる仕組みにはなっていない。蒸気で押されたお湯が昇って豆に当たる仕組みだ。つまりはサイホンと一緒だ。コポコポいっている、水の無くなった状態で必死に加熱すればそれはマキネッタが強烈に熱くなり、溜まったコーヒーが煮詰まって焦げ臭くなるのは当然だ。ああ、なんという勘違いだろう。

さて、正しい、いや正しいと思われる方法で淹れたマキネッタを飲んでみると濃いめのまずまずの味。ヘーゼルナッツモカを作ってみると、抜群に旨い。しかし、これがサイホン抽出ならば、同じ分量のメッシュドリップで、もっと簡単に淹れられるのでは?という疑問がわき、調べてみた。

豆(引く前)は12g、水が100ccだった。つまり通常のドリップの2~2.5倍の濃さということだろう。この分量で、沸騰したての場でメッシュドリップで淹れてみた。その結果、味の違いはわからない。つまりは同様に旨い。

コーヒーの淹れ方を勉強し直して、ドリップでの旨いコーヒーの分量が分かった。何よりマキネッタの使い方の間違いに気づくことができた。これからはマキネッタでもコーヒーを楽しむことが出来そう!と喜んだが、直後にそれに代わる方法も判明してしまった。マキネッタは再びお蔵入りかも知れない。

不遇のマキネッタに朗報。部屋の片付けを行い、カウンターに「見せる収納」スペースを作った。マキネッタはここに置くことにして、眺めながら旨いコーヒーを飲むことにする。