音楽リスニング環境 ~イヤホンをどうする?
家で仕事をすることが増えており、その際集中するためにノイズキャンセルのヘッドフォンが欲しいと思っている。
また、複数のスマホを使っているので一つのイヤホンでそれらを使いたい。音楽はAのスマホで、電話はBのスマホでと。
Amazonで目をつけていたイヤホンを量販店で視聴してみた。
機種はJabra Elite 75t。ノイキャン付きの完全ワイヤレスのイヤホンで、最大のメリットはマルチポイント接続だ。この機能があるイヤホンはかなり限られている。知る限り、JBLの一部とAnkerの一部と、このJabraだけだ。マルチポイントを条件に入れると選択肢は限られる。
視聴してみたところ、音質はまずまず。少しポコポコした、締まりがないような印象も若干感じたが、しばらく聴いていると気にならなくなった。音質的には問題がない。ノイズキャンセルはイヤホンの密閉度が高くなったような程度の効果しか感じなかったが、実際はしっかり効いていた。ボタンを押すと、ヒアスルーという機能で回りの音が聞こえるのは便利な機能だ。その場で、購入を決めてレジに向かったが、そこでまさかの事態に。
品切れだった。これは「ちょっと待て」とのお告げだと解釈して、取り寄せの提案も断った。その足でもう一度、ヘッドフォン売り場に向かい、BOSEやSONYなどの高級機を視聴した。そこで判明したのは頭にかけるタイプのヘッドホンは、自分には向かないということだ。耳が大きいからか耳や頭が痛くなり、長時間の着想が無理そうなのだ。
その後もイヤホンやスピーカーなどの視聴を重ねて、好みの音のイメージを固めた。基本は、スピーカーのBOSE Companion 20の音だ。
その日は結局何も購入することなく帰宅の途に着いたが、道中今使っているJBLのイヤホンでBOSE Companion 20の音を再現すべく、スマホのイコライザでチューニングしてみた。すると、なんとなく近いものが出来上がった。
帰宅後、スピーカーでもやってみたがスピーカーでの再現用イコライザ設定は思うように作ることはできなかった。当面はリスニング環境はメインをイヤホンとするのが妥当なようだ。
しかし量販店での視聴の結果、スピーカーとイヤホンとどちらが良いのか?という自分の中での禅問答は、「スピーカーが勝る」という結論が出た。なお、その前提は、良いもの同士での比較の場合であるが。
というわけで、当面は現行イヤホンで音楽を聴き、並行してスピーカーの環境改善を目指すという方針がよさそうというのが、音質面からの見解だ。
その一方、ノイズキャンセリング、マルチポイント、完全ワイヤレスといった機能面から考えた場合は、ちょっと方向感が定まらない。これらの要件を満たす機種はJabra Eliteしかないからだ。選択肢が狭すぎる。一時は買う寸前までいったものであり、悪くはないが、これらの機能がないと致命的に困るものでもない。音質面の改善が可能となった現時点ではいったん見送りして、新製品の動向を見守るというスタンスでよい気がする。