音楽リスニング環境あれこれ ~見えてきたこと
音響出力環境は大きく二つに分かれる。一つはスピーカーで聴く方法。もう一つはイヤホンで聴く方法だ。
イヤホンは現状のJBLのエントリーモデルで、スマホ側で補正してやることで十分な環境となることが分かった。
機能的にノイズキャンセリング、マルチポイントの機能が欲しいところであはあるが、メインの音質が現環境で満たされるなら、あえて新しいものを購入する必要はない。
スピーカー環境については、問題は配線ミスが原因と判明し、解決。という思わぬ展開となった。イヤホンと同様にPC側のイコライザ設定で、十分な環境となった。先走って手配してしまった2.1chのアンプは省スペース化のために活躍してもらうことにする。ウーハーはおそらく不要だろう。
まとめると、音楽リスニング環境はイヤホン、スピーカとも今回手なおしをした環境でしばらくはしのげるのではないかということだ。
スピーカー環境が改善されたことは大きい。スピーカー環境の劣悪さから今まではイヤホン環境に解決策を求めていたが、それはそれで悩ましい課題も多い。
改善されたスピーカー環境の検証を兼ねてお気に入りのプレイリストをランダム再生しているが、ヘッドホンとスピーカーでの聴きやすさの差について認識を新たにした。スピーカーのほうが断然聞きやすい。耳への圧迫感がないのは物理的な優位点。音場の広がりの感覚が、音質改善によって欠点から長所へと変わって感じられるようになった。イヤホンより音質的にはベース音などの不足があっても頭のなかでグアングアンなるより、目の前で自然に広がる音を聴くほうが心地よい。長時間聴いても疲れない。
音質は一長一短。部屋の外に音が漏れるといけないので、ボリュームは控えめにしている。よってスピーカーは全体的に音圧が低め。その音量で低音も失われないようにイコライザで調整して何とか満足のいく音質に。ボーカルがやせているのとベースのハリとキレがないのとドラムのパンチがないという点は補正しきれないという不満があるものの、結構うまく仕上がっており、リスニングポイントを50cm後にとり、上下方向は下に同じく30cmほど下がると低音も豊かになる。設置環境を調整することでさらに多少の向上が期待できる。
そうしたスピーカーの状況に対して、音量に制限のないイヤホンは有利だ。音量が稼げるので補正が少なくて済む。ベースブーストというアプリを通すと今のイヤホンに不足している帯域が一気に改善する。あとは好みで色付けしてメリハリを出すだけで「なんちゃって高級機」の仕上がり。
そんな改善された現環境の使い分けは、スピーカーは全プレイリストをランダム再生でBGMに、イヤホンでは特定プレイリストをじっくり聴きたいとき、といったところだろう。