#ファクターX と #KeepSilence
日本の世界的に #新型コロナ の低感染率の要因として「ファクターX」が話題に上ったが、その結論は出ていないと思う。元来きれい好き、BCGの接種率が高い、自主的な対策徹底などいろいろな要因があげられていたが、現時点で私がこれだと思うのは、「会話の少なさ」だと思う。
新型コロナウイルスは感染者の体内から呼気に混じり、飛沫として拡散しそれを吸引した者に感染が広がるとされている。また、その他の経路としては手にふれたものが口などの粘膜などを経由して広がるともされている。そういった感染のメカニズムがある程度解明されて、マスク着用、三密回避、換気徹底、ソーシャルディスタンス、大声禁止などの対策が講じられてきた。それらによりある程度抑制ができていたが、対策むなしく急拡大につながりついにステイホームにより人流遮断で感染を封じ込めてきた。
それでも、感染者は完全にゼロにならない。これらの対策をやっていない、できない、あるいはやっているつもりだが隙がある人がいるからだろう。それはだれなのか?自治体や政府が躍起になっているのが「飲み屋」と「若者」だ。証拠もろくに示さずに悪者扱いしているのを見るのは少し後ろめたい気もするが、感染メカニズムからするとありえない話ではない気がする。これだけ国民の多くが自粛している中、感染するのは飲み会やカラオケ、自宅でという感染経路からすると「飛沫」、で感染するというより「声」で感染するという錯覚に似た印象もうける。「飛沫」は普通の呼吸でもいくらか飛散しているのだろうが、「声」という音がする呼気のほうが「ウイルス濃度」が高いと解釈してよさそうだ。
つまり、逆に静かであれば、感染しない、しにくいのだ。声が小さい=飛沫の量が少ない=「ウイルス濃度」が低い(感染する閾値以下)。この構図が成立しているのではないだろうか?
そして「もの静か」「声を発しない」「会話が少なめ」この国民性がファクターXなのではないだろうか?
ここから先は根拠の乏しいちょっと乱暴な理屈のもう一つのファクターXの考え方だ。外国語たとえばスペイン語は巻き舌的な発音で陽気にベラベラしゃべり、いかにも飛沫が飛びそうで英語はFとかVとかthとか破裂音で飛沫が飛びそう。それぞれの言語の特性も少なからず影響している可能性はある。
よって、対策の決め手は #KeepSilence 「しゃべらない」ことだ。これはどの国も自治体もやったことのない対策だと思う。いくら人流を抑制しても発生源を封じなくては、再開すれば元の木阿弥なのだ。その繰り返しをもう3度も経験しているだから、だまされたと思ってまん延防止策の一つとしてやってみてはいかがだろうか?ゲスな話だが金はかからないと思う、店を閉めろと言っているわけではない。「話すな」というだけだから極論で言うなら店を開けて酒を提供してもいいのだ、黙食・黙飲するならば。助かる店は少なくないと思う。
「話すな」なんて無理だよ!という声も出ると思うが、「ステイホームなんて無理」「テレワークなんて無理」と言っていたにもかかわらず、できた経験からすると、絶対無理ではないと思う。お願いばかりでちっとも効果の上がらない「無症状でばらまく輩」「飲み屋での感染」「自宅での感染」に少なからずの効果があると思うのだ。やらない理屈を考えるよりやってみてほしい。
但し、ちょっと気になっているのは変異株のことだ。河原のバーベキューで感染したとか、オフィスで感染したとか、感染対策を徹底している店で感染したとかの事例が増えているとのこと。「感染力が強い」とは「ウイルス濃度」が低くても感染するということだ。対策のレベルが従来と同じであれば、弱いところからやられていく。これも根拠はないが変異株が大阪から広まったのは大阪の人は比較的話好きで声大き目だから?とか。インドに変異株が急激に広まったのは人口密度が高いから?従来の対策レベルでは効かなくなっていることは確かなようで、油断は禁物の状態なようだ。
これまでより低いウイルス濃度でも感染するのは間違いない。だとすると、従来の対策はさらに強化、たとえば「マスクは隙間を開けるな」「換気はさらに強化」「ソーシャルディスタンスは2mに拡大」などの必要があるだろう。そういった変化に応じたアナウンスがないのは政府自治体の問題でもあるが、垂れ流しと批判と窮状を憂うことしかしないマスコミの問題でもある。
こんな状況なのだ、新たな対策 #KeepSilence を直ちに実施すべきだろう。一刻の猶予もない。